汽車のある植物園

Botanical garden with a train.hai441-01.jpg海外の廃墟写真などで憧れ、
いつか見てみたいと思っていた
「植物園の廃墟」についに巡り会えた。

残念ながら、今はすでに更地だが、
1度目は夏、2度目は冬。hai441-02.jpg誰からも世話されなくなり
水も与えられなくなっても、
冬でも温室の中は暖かいためか、
なんとか生き延びている植物もいた。hai441-03.jpgこちらは冬の写真だが、
ピンク色の花が咲いていた。hai441-04.jpgまだガラスも割れておらず、
巨大なガラスのドームは
温室の機能を保っていた。hai441-05.jpghai441-06.jpghai441-07.jpg順路の道にも伸びてきている植物達hai441-08.jpgこちらでは白い花が咲いていた。
いつか解体されるまでの命と思うと
切ない気持ちになってくる。
hai441-09.jpgこちらは夏の写真。
プランターからたくましく
窓へと伸びていっている植物hai441-10.jpg人の手から離れ枯れてしまった者、
逆に自由を手に入れて
着々と領土を広げる者
植物にも色々な生き方がある。hai441-11.jpghai441-12.jpgこちらは冬の写真。
夏に生い茂っていた植物も、
少し枯れてしまっていた。hai441-13.jpgサボテンはやはり強い!
水が与えられなくても
問題なく生きている感じ。hai441-14.jpgこちらは夏の写真。
温室の外に少しずつ溢れ出ている。
すさまじい生命力。hai441-15.jpgあぁ…なんて美しいんだろう…
閉じ込められた植物達が
まるでスノードームみたいに切り取られた
空間の中で精一杯生きていた。hai441-16.jpghai441-17.jpg一部脱出に成功している植物も…hai441-18.jpghai441-19.jpg外にあったボロボロの女神像。hai441-20.jpgシンプルな造りではあるが
ドーム型のガラス張りというだけで
なかなか素敵な佇まいであった。hai441-21.jpg冬にはすでに解体されていたが
夏はまだ残っていた別の温室。
夏だったので恐ろしい暑さで、
ここの植物達はほぼ死に絶えていた。
hai441-22.jpghai441-23.jpg森の中にさり気なく残るレーンhai441-24.jpgそしてこちらも冬には解体されていた
熱帯植物の温室。hai441-25.jpg温室のガラスもかなり汚れてきていて、
メインの温室より植物の侵食もすごく、
熱帯植物の生命力を感じる。
ラ●ュタの温室のような雰囲気で
テンションが上がる。

ちなみにラピュ●の温室は
外から見たら要塞みたいなのに、
中からはガラス張りのように
空が透けて見えるという
ラピュ●の高い科学力を証明する
ワンシーンとなっている。
hai441-26.jpgあぁぁ…イイね…。
作業に使われていたであろう
脚立に植物が絡まっていっている。hai441-27.jpgここの施設は植物園だけじゃなく
ちょっとしたアトラクション的な
施設もあったようで、

これは洞窟の入り口に置かれた
アイスクリームの冷蔵庫(なぜここに…)hai441-28.jpg洞窟の中には探険隊の
基地のような部屋があり
顕微鏡や古い秤などがあったりと
なかなかよくできている。hai441-29.jpgこちらは巨大樹と吊橋
こんなん子供達は大好きだろうなぁ。
もったいない。。hai441-30.jpg近くで見ても良くできている。
登るの楽しそう…hai441-31.jpg巨大樹の中には螺旋階段があり、
てっぺんは展望台になっている。hai441-32.jpg海もすぐそばに見えて景色がイイ…。hai441-33.jpg上から見ると吊橋が蔦で
ものすごいことになっている。hai441-34.jpg蔦の生命力ヤバい…。
これはもう通れなさそうだ。hai441-35.jpgこちらには小さな汽車が…!hai441-36.jpgおもちゃの汽車みたい。
これでアトラクションゾーンを
一周できたようだ。hai441-37.jpgモノレールの文字が
流木でできていて可愛い。hai441-38.jpg所々草がレールを覆い隠している。hai441-39.jpghai441-40.jpgこちらは売店だろうか。hai441-41.jpg橋の反対側。
蔦がすごすぎて全く渡れる気がしない。。hai441-42.jpg恐竜の骨が草で埋まっている。hai441-43.jpgこちらの温室も、ほとんどの植物が
死に絶えてしまっていた。hai441-44.jpg海沿いに建つ美しい植物園。
ロケーションも素晴らしかっただけに
廃墟、そして更地になってしまったのは
ただただ残念である。
hai441-45.jpg
温室の中で生き延びていた植物達は
解体されるまでの短い間、
精一杯生きていたのだろう。

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