2021/10/28
ゲーム機のあるボウリング場
The bowling alley with game console.


廃墟になった時から無かったのだろうか。
様々な人が、様々な意図を持って置いたと思うと
廃墟で人と会うことは滅多にないが、
時々会うことがある。
大抵は同業者だが、今回は少し違った。
一人は大きめのぬいぐるみを持った
メンヘラっぽい格好の若い女性、
もう一人は軍服(!)を着た男性、
そして一人は佐〇急便のような
ボーダーの服を着た優しげな大柄の男性。
特に一眼レフを持つわけではなく、
かといって物を物色するわけでもなく
スマホで時々写真を撮りながら
堂々を入口から入ってくる三人。
それぞれのキャラが濃すぎて
「アニメになりそうな三人…!!」
と勝手に興奮する私。
とりあえずコッソリ様子を伺っていたが、
悪い人たちでもなさそうだったので、
軽く声をかけた。
若い女性に「同業者の方ですよね!?」
と言われたが、同業者なのかよくわからず、
「多分…」と答えてしまったww
軍服の男性に「軍服カッコイイですね。」
と言ったら、彼は急に笑顔になり
「ありがとうございます。」
と言った。
特にお互いの素性について語ることもなく
サラッと分かれたが、勝手に私は
その三人を脳内でキャラ化して楽しんでいた。
何者だったのだろう…
盛り上がったりしているのだろうか。
それこそ私の人生からは別世界だ。
そういう別世界の会場となったであろうこの場所も
ここは不良のたまり場であり、
肝試しの会場であり、
たくさんの人が楽しんだであろう
ボーリング場であり、
そして不思議な3人組と私が写真を撮った場所。
別世界はいつでもすぐそばにあるものなんだなぁ。
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