旧亀岡商工会館

Former KAMEOKA Chamber of Commerce.
hai461-01.jpg外見は一見すると廃墟に見えてしまうが
まだ現役である「旧亀岡商工会館」にて
写真展が行われるということで、
それはぜひ見にいかねばと行ってきた。
hai461-02.jpgこの窓の部分だけが出っ張ってるデザインが
建築的にすごくかっこよい。
hai461-03.jpg入るとすぐに素敵な階段がお出迎え。hai461-04.jpgこの日は雨だったのもあり、
陰鬱とした雰囲気の廊下がすごくいい。hai461-05.jpg部屋ごとに自由に写真を展示するスタイルで、
写真家さん達の工夫が見てて面白かった。hai461-06.jpg少しシュールな作品が多く、
この建物の雰囲気にとてもあっていて
写真展としてもとてもよかった。hai461-07.jpgさて、この機会に立ち入り禁止じゃない場所は
見学してもいいようだったので、
今まで入りづらかった中を探索させていただく。

この建物、色々な使われ方をしてきたようで、
会議室のような部屋が、アトリエになっているなど
建物としての懐の深さがうかがえる。hai461-08.jpghai461-09.jpgところどころ管理されておらず
ほとんど廃墟のような部分もある。hai461-10.jpghai461-11.jpg家族風呂!!
宿泊施設としても使われていたことがあるのか、
タイルの素敵なお風呂が残っていた。hai461-12.jpghai461-13.jpg床がパリパリ…。このテクスチャー好き。hai461-14.jpgもう一つのお風呂。
こちらもタイルが可愛らしい。hai461-15.jpg開いたままの窓からは蔦が侵入中。hai461-16.jpghai461-17.jpg古びたコンクリ建築っていいよね。

ところで、この建築見たさに
写真展に来たわけだが、
写真展もとっても興味深くて
じっくり見させてもらっていたら、
「あれ?この名前なんか知ってるぞ」
という写真家さんを発見。

数年前にとあるカフェでよく会っていた、
知り合いの女の子だった!

めっちゃ久しぶりに会えたことを喜ぶとともに、
「案内してあげるよ~」と言って
普段は立ち入れない場所を案内してくれた。
hai461-18.jpgこちらはいつぞやにやったアートイベントで
制作されたアートだそのまま放置されているそう。
もともとこの建物内の残留物を使って作った
アートらしいが、これ…このままでいいんかwwhai461-19.jpg近くにあった扇風機。
首にあるダイヤルがレトロで可愛い。

そして、普段はあまり立ち入れない屋上へhai461-20.jpghai461-21.jpg丸い給水タンク。201107203.jpg光る文字の裏側。こういうのいいよね。

晴れてたらいい景色だったと思うが
小雨だったのでササっと戻る。hai461-22.jpgこの建物の見所の一つはこの階段!
詳しいことはわからないが、
建築好きの人にとっては
この階段はなかなか凝った造りの階段らしい。hai461-23.jpg確かにただ者じゃない感じの階段だよね。
カッコイイ。hai461-24.jpg案内してくれた友人。
世の中狭いものだなぁと改めて思った。
展示の写真もとても素敵だったよ。
案内してくれてありがとうね!hai461-25.jpgカッコイイ階段の向こうにはホテルとかでよく見る
配膳用のエレベーターのようなものが…
今は使われていないようだ。hai461-26.jpghai461-27.jpgうむ…この両サイドから降りてくる
階段が本当にいい…。

実を言うと、ここで「関西Haikyo展」がやれたら
めっちゃよくない!?ってことで、
Haikyo展メンバーでこの展示を見にいったのだが、

今回の展示の主催者さんにお話をきくと、
この施設は特にギャラリーとして貸しておらず、
主催者さんが個人的に交渉し
ようやく実現できた展示らしい。

私はそういう交渉事や
人との人間関係が死ぬほど苦手なので
ここで展示出来たら最高だよな~
と思いつつ、廃墟写真の展示を
理解してもらう自信もないので保留にした。

あぁ…難しい。hai461-28.jpgさて、そんな感じでしょんぼりしつつ、
でも建物の中を見学させてもらえたのは
とてもよかったので、満足して会場をあとにする。

こちらの半地下のお店、前回外観だけ
見に来たときはまだやっていたような…hai461-29.jpg蔦がすごいことになっていて、
コンクリの凝ったデザインの建築を
一層おもむきのある雰囲気にしている。hai461-30.jpgこのカーブしたデザインも素晴らしい。
屋上にある少し電球の切れた光る文字がまたいい。
la2011-32.jpg側面は紅葉した蔦で覆われている。
夏は緑になるのだろうか。la2011-33.jpgまだ中は丈夫なので、これからも利用されて
長く残ってくれるといいなぁ。
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