2019/09/12

蔦まみれの事務所

Abandoned office invaded by ivy.その建物は一見何の特徴もない事務所に見えて、
中には想像を超えた光景が広がっていた。

入ったすぐの入口からすでに彼らはいた。

アルミサッシの味気ない廊下の窓にもびっしりと…
そこから壁にうつる木漏れ日のなんと美しいこと！小さなタバコの自販機が残っていた。

そして2階に上がろうとすると…
凄い蔦の侵食！！古い木造などの建物ではありがちな光景だが、
こういう普通の現代的な建物でこの状態は珍しい。

そして、応接室のような部屋の扉を開けると…
わぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！
ふぉぁぁぁぁ！！(興奮Max)
これは…！！！ヤバい…！！神・過・ぎ・る！！！一見何の面白味もない事務所の一角が
こんな状態に…
これでは落ち着いて接待も受けられない…！！
壁に這う蔦の美しさよ…はぁ…言葉に…ならない…。


さて、気を取り直して他の部屋も見てみる。多分シンプルな普通の事務所だっただろう場所が

天井が落ちたり、
鉄製のよくあるオフィス机や
ロッカーが錆びて朽ち、
全然違う光景となっている。これはこれで異世界感がありとても好きな感じだ。

だがやはり蔦が何より大好物な私としては
蔦部屋が最高だった。止まったままの時計の横で、蔦は更に成長し続け、
部屋を着々と侵食していく。
有機物と無機物、生命の逞しさは美しい。