2020/05/19
川の畔の巨大発電所
Abandoned giant power plant in river side.
秋の緑の少ない時期は比較的楽なようだが
緑の多い季節はほとんど道の無い薮を
延々と漕ぐ羽目になる。
これが現れた時の感動もひとしおだ。
険しい森の中に立つ巨大発電所…!!
これが心躍らずにいられるか…!
なんか…現実とは思えない…
封印を解いたときにシュルシュル…って
開いていく途中みたいなシャッター
もしくは下から何かが登場してきそうな穴
溜息しかでない…。
時間は待ってはくれない。
ジメジメしている。
小さな正方形のガラスでできた窓が
部分から先ほどの場所が見下ろせる。
木漏れ日が窓から射してきた。
端っこにお酒がお供えされている。
これがまた…
山の上から流してきた水の力で
巨大なタービンを回し、発電する仕組み。
同じ人類が作ったとは信じられないような
巨大な謎の古代文明の遺跡のようでもあり、
こちらも素晴らしい場所であった。
そしてここで…
私が勝手に廃墟あるあると思っている
くっきりとした謎の光の筋が現れたのだ…!
ここで光の筋が出たとして
だから何だということだが、
こういう景色に出会えることはやはり嬉しい。
ここはまだこれだけではない。
外にもまだ遺構が残されているのだ。
まずは巨大な二本のパイプに出会う。
一つの大きなパイプに合流。
これまた巨大なサージタンクの
下につながる穴が…
内側の方の円柱の中。
多分100mくらいは進んでみたものの
あまりにも果てしない。
先は水没しててウェイダーがないと
進めないらしいので諦めた。
SF映画のような光景だった。
パイプから外に戻り、更に山を登って行くと、
めちゃくちゃ高いし巨大!
こんな山奥にこんな巨大な
建造物を造ってしまう人間の凄さよ…!
金属の取手を降りて
下まで行ってる人もいるみたいだが、
金属の取っ手が脆くなっているため
上から見ると螺旋階段の窓のようで
ヨーロッパの古城のように美しい…!
水を落下させるだけで発電するなんて、
山と水の多い日本に合った発想で
さて、
山の中には他にも遺構があるようだが
これ以上は時間がなさそうなため、
最後に…せっかくなので記念に
ちょっとだけポトレ的なものを…。
ウェブサイトで拝見していて
絶対いいとは思っていたけど
やっぱり良かった!!期待以上に…!
この素晴らしさをうまく言葉には
表せなくて本当にもどかしい。
せめて写真で伝わればいいなぁ。
これ程の規模の廃墟は
日本にはそんなに多くはないと思う。
ダムなどの巨大建造物を見た時の
「人類すげぇ…!!」っていう尊敬の念と
山や植物や動物を見た時の
「自然はなんて雄大で美しいんだ…!」
っていう感動の両方が一度にくる感じ。
更に自分が生きていてこの景色に出会えた事
一緒に共有できる人達がいたこと。
改めて感謝の気持ちでいっぱいだった。
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