応接間のあるお屋敷

The mansion with a drawing room.hai090-01.jpg今回は「洋館」と呼ぶにふさわしい、
素晴らしいお屋敷をご紹介する。hai090-02.jpg野犬がいるほどの鬱蒼とした森の中に
そのお屋敷は立っている。

映画やサスペンスドラマにでも出てきそうな
雰囲気満点のお屋敷だ。hai090-03.jpg素晴らしい建築であるにも関わらず、
かなり放置されているようで、
既に屋根や壁が朽ちてしまっている。hai090-04.jpg
外観は洋館のようだが、
玄関は和風で、和室のゾーンがある。
天井から欄間にかけての造りが見事だ。

照明も奈良ホテルなどを思わせる
おもむきのあるもので、
壁や襖のちょっとした絵など
素晴らしいセンスが伺える。hai090-05.jpghai090-06.jpg素晴らしい襖絵の横にそっと飾られていた
お坊さん?の写真。hai090-07.jpg和室部分は廊下の手すりも立派で、
四季折々の景色を楽しめる、
まさに和室ならではの造り。hai090-08.jpg寝室には零戦の模型が飾られていた。hai090-09.jpg和室ゾーンの廊下から、洋館ゾーンへ。
一階の小さな洋室。
重厚な雨戸と、赤いカーテンが
本当に洋館らしい装い。hai090-10.jpg奥にある倉庫のような部屋。
かつては骨董品でも
保管されていたのだろうか。
今はあまり残っていない。hai090-11.jpg
この!!階段の素晴らしさよ!!hai090-12.jpg某Z医院の階段に勝るとも劣らない
オシャレなデザイン。
ちょっとフ〇ンクロイドライトっぽさもある。hai090-13.jpghai090-14.jpg階段の先にある小部屋には、
洋館らしいゴージャスなベッドがあったが
天井や壁が剥がれて無残な状態に。

そして…ココで一番素晴らしい部屋が
なんといってもこの応接間のらしき
立派な洋室だ!hai090-15.jpghai090-16.jpghai090-17.jpg家具の一つ一つも素晴らしい。
日本でここまで立派な洋室は
なかなか珍しいのではないだろうか。
壁や天井にも装飾があり、
木造部分との絶妙なバランスが美しい。hai090-18.jpgこことか…
この丸い木の装飾が最高ではないか…!!
下の家具はスピーカー?なんだろうか?
デザインが最高にいい。hai090-19.jpg壁が剥がれてきてしまっているが、
オルガンもある。なんて優雅な空間だろう。hai090-20.jpg鉄の重々しい窓がまたいい。
こんな洋館が放置されているのは
本当にもったいない…

ちなみに写真では伝わらないが、
絨毯のためか、暑い時期のこの部屋は
結構ひどい匂いがする。。

見た目の素晴らしさとは裏腹に、
もうここが今から修理しても
住むことはなかなか厳しい現実を
思い知らされた。hai090-21.jpg洋室の上の階に一つだけある
4畳半くらいの謎の部屋。
女子学生の物が残っており、
人によっては恐い感じがするらしい。
hai090-22.jpg最後に一番下の階にある、
「研究所」と書かれた部屋。

詳細は書かないが、なかなかすごい経歴の
一族のお屋敷だったようだ。

小説にでも出てきそうな素敵な物件を
目の当たりにできて幸せでした。
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