2020/01/25
竹に侵食される病棟
Abandoned ward eroded by bamboo bushes.
好きなジャンルの一つだが、
特に古い隔離病棟には
とても心を動かされる。

災害によって一度浸水したことで
崩壊が加速し、もはや瓦礫になるのも
時間の問題のようだ。

椅子とヘルメットだけが
かろうじて残されていた。


南の島の野営病院を思わせる。

建物は更に上にもあり、
渡り廊下で繋がっていたようだが、
既に渡り廊下は屋根が落ち、
瓦礫のようになっていた。


壁がほとんど抜け落ち、木の枠だけが
残っている状態で非常に危険だ。

病棟のベッドが埋まっている。

すごい状態になっている。

竹の生命力の強さに感動する。

竹薮の中の野外トイレ状態に…!


気付くのは難しい状態である。

ベッドだったようだ。
まさにイメージする「隔離病棟」で
ぐっとくるものがある。

シースルー状態の病棟。

なくなって、完全に野外状態。

ものすごく惹かれるものがあった。
自然にかえる直前の刹那的な風景。


立派な竹がはえていた。
最初は「あぁもう何にもないなぁ」と
思っていたが、この風景を見るうち
何か廃墟の魅力の神髄のようなものを
見た気がして、感動した。
自然にかえっていく建物を見ると
とても安らかな気持ちになるのは
いったいなぜなんだろうか。
スポンサーサイト