道路下の黄色い電車

The yellow train under the road.hai472-01.jpg道路の下に放置された電車。hai472-02.jpg雪が積もる線路の上に静かにたたずんでいた。hai472-03.jpg行先もまだはっきりと表示されていた。hai472-04.jpghai472-05.jpg黄色に白いラインが可愛らしい。
すっかり錆びてきてしまっていた。hai472-06.jpg反対側は線路が緑に覆われていた。hai472-07.jpgしっかりと施錠されていて、
中は割と綺麗に残っているようだ。hai472-08.jpghai472-09.jpghai472-10.jpghai472-11.jpg雪はなぜこんなに綺麗なのに
物悲しさや郷愁のような感情を
思い起こさせるのだろう。

この電車は今はもう、
どこかへ行ってしまったらしい。

この時の美しい情景は、
写真と記憶の中だけに残されている。
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球体のロープウェイ

Sphere ropeway.hai013-01.jpgこれはっ…!!
なんだか昔のSF映画に出てきそうな乗り物。
『レトロフューチャー』というやつだろうか。hai013-02.jpg「シルバー号」と書いてある。
この丸いフォルムがたまらない。
緑と赤の組み合わせも可愛いなぁ。
hai013-03.jpg落書されたり窓が割られることもなく
綺麗に残っていてくれて嬉しい。hai013-04.jpgロープウェイを巻き上げる施設。
一見奈落の底に見えるが
実際はそんなに高くない。hai013-05.jpg可愛いリスちゃんのキャラクター。
赤い手袋をしてるのかな??hai013-06.jpg「いも洗い専用」という謎の看板。
イベントなのか??そういえば
いも洗いってしたことがないなぁ。hai013-07.jpg少し上からアングル。
hai013-08.jpgあー可愛いなぁ可愛いなぁ。
このフォルムたまらないなぁ(2回目)hai013-09.jpgせっかくなので真上からも。hai013-10.jpghai013-11.jpg横からも。どこから見ても可愛いなぁ。hai013-12.jpg中には入れないが窓から覗く。
360度見渡せるという意味でも、
球体である事は理にかなっている。hai013-13.jpg乗り場には遊園地の案内図。hai013-14.jpg改札口もすっかり錆びてしまっている。hai013-15.jpghai013-16.jpg外の看板にはまたあのリスちゃんが。
方向を指差して案内してくれている。hai013-17.jpgしっかり施錠された鉄のドアは
錆と蔦でいい感じに。hai013-18.jpg外に残された洗面所。hai013-19.jpg時刻表を見るに結構な頻度で
行き来していたんだなぁ。hai013-20.jpg気付けばすっかり日が落ちてきてしまった。
可愛らしいデザインの乗り物が
荒らされず残っててくれて嬉しい。

遊園地はやっぱり、
こういうワクワクするデザインで
あってほしいものだよね。

廃ゼットバン

Abandoned Hijet van.hai490-01.jpg廃なレトロハイゼットバン
つまり廃ゼットバン。hai490-02.jpgハリーポッターに出てきそうな
めちゃカワフォルム。
野生化した車が気まぐれに
困ったときに助けにきてくれる
ハリーポッターのシーンが好きだ。hai490-03.jpg木漏れ日がレンズに入って神々しい。hai490-04.jpgめちゃシンプルなフロント。
余計な機器は何もついていない。hai490-05.jpg何か気に食わなかったのか
後ろから物を吐き出してるみたい。hai490-06.jpg中も可愛い~!!!hai490-07.jpg近くには小さなバイクも落ちてた。hai490-08.jpg森の中で野生化したまま
静かに眠っている廃ゼットバン
あぁなんて可愛くて尊いんだ…
頭から草が生えてるのとか
たまらんね…。

スチームパンク風バス

Abandoned steampunk-style bus.hai433-01.jpg今まで見たバスデザインの中で
ダントツ一番好きなデザインのバスに
出会ってしまった!!hai433-02.jpgどう見てもスチパンの世界のバスとしか思えない。
ミミのような可愛いライトと、
頭についてる3つの魚雷みたいな形のライト?や
虫の触覚のように見えるウァイパーの軸とか
ほとんど直線のない有機的な形が
もう…素晴らしすぎませんか!?
hai433-03.jpgステップも何やら有機的な曲線。hai433-04.jpg中は倉庫のようになっているが、
角丸の窓が可愛らしい。hai433-05.jpg後ろの窓とサイドの小さな三角窓、
そして丸っこいフォルム。
SF映画とかで出てきそうなどこかの部族の家みたい。hai433-06.jpg運転席もぉぉぉぉ…!!hai433-07.jpgこの…曲線で出来たデザイン最高すぎません…!?
引っ張るレバーみたいのも。
中までレトロなデザインが可愛すぎる…!!
ミッドセンチュリー的なテイスト。

なぜ…なぜ今の乗物にはこのセンスがないのか…!
hai433-08.jpg電気結線図が基盤みたいに見えた。
こういうのもたまらないなぁ…hai433-09.jpgはぁ…なんと素敵な運転席…。
hai433-10.jpg非常ドアも角丸で緑と白のツートーン。hai433-11.jpgこの…後ろ姿がまた…!!!
素晴らしすぎる…!!
これもうナウシカに出てくるゴーグルやん…
しかも耳みたいになってるの可愛すぎるやん…hai433-12.jpgこの劣化した鉄の板が最高にスチームパンク…hai433-13.jpgあぁ…現代の文明社会はこういうデザインを
なぜ失ってしまったのだろうか…

確かにただ便利に走るだけなら、
バスは四角の方が作りやすそうだし、
グラフィックや広告の印刷なんかもしやすいし、
こんな曲線で有機的なフォルムであるメリットは
ないのかもしれない。

だがしかし…それでいいのだろうか…
人間はどんどん大事なものを
失っているのではないだろうか…

なんて、ちょっと思ってしまうくらい
ステキなデザインのバスであった。

現役の姿も見てみたかったな~。

幸せの黄色い電車

The Yellow train of Happiness.hai175-01.jpg勝手に「幸せの黄色い電車」と呼んでいる廃電車。
廃線となった線路に停まったままとなっている。
天気のいい秋も良かったが、
雪の冬もまた良かった。hai175-02.jpgどうしても、こういう電車の風景を見ると
頭に「い~い日♪旅~立ち~♪」という
フレーズが流れてきて、
青春18切符の宣伝に出てきそうな風景だなと思う。hai175-03.jpghai175-04.jpg四季があるってなんて素敵なことなのだろう。
ただ停まっているだけの電車でも
一年を通すと緑に覆われたり、雪に覆われたり
様々に変化して、まるで生きているみたいだ。hai175-05.jpgウサギの足跡を発見!
廃電車と野ウサギとは、想像しただけで
良すぎる組み合わせだ。
そんな場面に出くわしたら泣いてしまいそう。hai175-06.jpghai175-07.jpg経年劣化で、正面の顔も徐々に塗料が剥がれ、
錆びた鉄の塊になりつつある。hai175-08.jpgそういえば昔小学生の頃、黄色い車を見た数を
友達同士で競ってた時があって、
明らかに数を偽って嘘を言っていた子がいて、
喧嘩になったりしたなぁ。hai175-09.jpghai175-10.jpghai175-11.jpg雪が降っていると空気がいつもより
シーンと静まり返っていて、
ただでさえ、物悲しい風景に
追い打ちをかけるように
心に染み渡る情景を見せてくれる。hai175-12.jpgキチンと施錠されていて、入れない。
窓も割れていないので中はまだ綺麗だ。
このまま荒らされないことを祈る。hai175-13.jpghai175-14.jpg窓に映り込む風景を
一緒に撮るのが気に入っている。
青空も雪景色も、どちらも素敵。hai175-15.jpg秋の緑の時には他の緑に埋もれて
あまり目立たなかった一本の木が、
冬にはいいアクセントになっている。hai175-16.jpgあ~あ~♪日本の~どこかに~♪
私を~待ってる~人がいる~♪

い~い日♪旅~立ち~♪
線路うえ~に停ま~る~♪
錆びた黄色い電車は~春を待っている~♪
(替え歌でしめます)