だだっ広いボウリング場

The large bowling alley.hai534-01.jpg広々としたボウリング場。hai534-02.jpgとにかく広い!向こうが遠い…。hai534-03.jpgボウリングの球も置かれたままだ。hai534-04.jpgシンプルなフロント。hai534-05.jpgボウリングのポスターが可愛い!
平成レトロくらいな感じで、そんなに古くはない。hai534-06.jpg広いし暗い。昔は流行っていたんだなぁ。hai534-07.jpg「砂糖は脳とカラダに大切なエネルギー」hai534-08.jpgボーリングの機械などは無くなり、
壁がむき出しになっている。hai534-09.jpg「クリーナー」「コンディショナー」
と書かれた箱が積まれている。hai534-10.jpgこの…!!天井のカーブ!!たまらん!!
それに沿った「MORE BOWLING」の文字も…!hai534-11.jpgなんだかレトロなSF映画の宇宙船内を思わせる。
いいカーブだ…!!hai534-12.jpgこのダクトとむき出しの壁も…!!hai534-13.jpgボウリングのピンも残されている。hai534-14.jpgせっかくなので今回はレトロSF風?
の現像にしてみた。hai534-15.jpg暗いので球をライティングするなど(懐中電灯)hai534-16.jpgボウリング、遥か昔にやった気がするが
回数は多分片手で数えられるほどだ。

ピンに向かって投げるんじゃなく、
床の印を目印に投げた方がいいと聞き、
実際にやってみたらそれだけで
いきなりガーターしにくくなって
感動した記憶。懐かしいなぁ。
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木造の野外音楽ステージ

The wooden outdoor music stage.hai407-01.jpg私は他であまり見たことのない、
木造の骨組みの野外音楽ステージ。
ここも去年解体されてしまった。hai407-02.jpgレトロフューチャーというか、
なんだか古いSF映画の
宇宙船の内部を思わせる。hai407-03.jpghai407-04.jpgこりゃカッコ良いなぁ…!!hai407-05.jpgステージの一部には
蔦が入って来ている。hai407-06.jpg中はログハウス風。hai407-07.jpg不揃いなソファーが残っていた。hai407-08.jpg木製のベンチと黒板が
ちょっと廃校ぽい雰囲気。hai407-09.jpg今はもう更地なので公開するが
昔の写真も残っていた。hai407-10.jpg反対側には木造の櫓のような建物が。hai407-11.jpg外から見ると和風だが、
中はログハウス風。hai407-12.jpgここからステージを見る事もできる。hai407-13.jpgはぁ〜カッコイイなぁ…。hai407-15.jpghai407-16.jpg入り口にあった灯籠の穴の中には
なぜか顔がついていた。謎。hai407-17.jpgちょうど飛行機雲が現れて
天気も良く絶景だった。

木造の骨組みと言えば
奈良ドリのASKAを思い出す。
どちらも今は消え去ってしまった。
木造って何でも魅力的に感じて
しまうのはなぜだろうなぁ…。

南の島のプール

The pool of the south island.hai239-01.jpgにぎやかな雰囲気の夏らしいプール。hai239-02.jpgテーマカラーは青と赤と白のようだ。hai239-03.jpg草が生茂り、終末感が出ている。hai239-04.jpg可愛らしい傘のついたベンチhai239-05.jpg椅子も青と赤と白で統一されている。hai239-06.jpgこれも夏っぽい…!カブト虫の檻。hai239-07.jpgゴミ箱にさえも蔦が絡まっている。hai239-08.jpg短い滑り台。子供用だろうか。hai239-09.jpgリボンのような謎の形のプール。hai239-10.jpgハイビスカスを思わせるデザインが可愛い。hai239-11.jpg並んだ椅子も可愛い。hai239-12.jpgこちらは長~い滑り台。hai239-13.jpg上の温泉施設からプールまで
滑り台で行けるようだ。楽しそう!hai239-14.jpg上の温泉施設。シンプルな脱衣所に「ゆ」。hai239-15.jpgこれは…ジャングル風呂のような庭温泉。hai239-16.jpg庭はだいぶ茂ってきている。hai239-17.jpg3階まであり、各階から庭が眺められる。hai239-18.jpgこちらにも赤、青、白のアートチックな壁。
こういうの古い美術館とかにありがちな壁よなぁ。hai239-20.jpgプールの敷地を縦断する大きな渡り廊下。
この先にも廃業した古い大きなホテルがあるが
まだ綺麗に管理されているようだった。hai239-21.jpg上から見るとなんだか地球の表面のよう…!
謎の浮遊物さえ美しく見えてしまう。hai239-22.jpg青い空が写ったプール。
虫たちの住処と化していた。hai239-23.jpgちょっと面白い男女のマーク。
ところどころデザインにこだわりが感じられる。hai239-24.jpg夏が詰まったような風景。
こういうのを見ると、
懐かしいような物悲しいような
なんとも言えない気持ちになるけれど、
それが一体どういう気持ちなのか
ノスタルジーというものだろうか。
私には的確に表現できる語彙力が無い。

夏の終わりには、言葉で安易に表現できない
そんな不思議な心情を引き出す魅力があるが、

その心情が廃墟を見た時に思う不思議な気持ちと
どこか似ていることに気付いたのだった。

汽車のある植物園

Botanical garden with a train.hai441-01.jpg海外の廃墟写真などで憧れ、
いつか見てみたいと思っていた
「植物園の廃墟」についに巡り会えた。

残念ながら、今はすでに更地だが、
1度目は夏、2度目は冬。hai441-02.jpg誰からも世話されなくなり
水も与えられなくなっても、
冬でも温室の中は暖かいためか、
なんとか生き延びている植物もいた。hai441-03.jpgこちらは冬の写真だが、
ピンク色の花が咲いていた。hai441-04.jpgまだガラスも割れておらず、
巨大なガラスのドームは
温室の機能を保っていた。hai441-05.jpghai441-06.jpghai441-07.jpg順路の道にも伸びてきている植物達hai441-08.jpgこちらでは白い花が咲いていた。
いつか解体されるまでの命と思うと
切ない気持ちになってくる。
hai441-09.jpgこちらは夏の写真。
プランターからたくましく
窓へと伸びていっている植物hai441-10.jpg人の手から離れ枯れてしまった者、
逆に自由を手に入れて
着々と領土を広げる者
植物にも色々な生き方がある。hai441-11.jpghai441-12.jpgこちらは冬の写真。
夏に生い茂っていた植物も、
少し枯れてしまっていた。hai441-13.jpgサボテンはやはり強い!
水が与えられなくても
問題なく生きている感じ。hai441-14.jpgこちらは夏の写真。
温室の外に少しずつ溢れ出ている。
すさまじい生命力。hai441-15.jpgあぁ…なんて美しいんだろう…
閉じ込められた植物達が
まるでスノードームみたいに切り取られた
空間の中で精一杯生きていた。hai441-16.jpghai441-17.jpg一部脱出に成功している植物も…hai441-18.jpghai441-19.jpg外にあったボロボロの女神像。hai441-20.jpgシンプルな造りではあるが
ドーム型のガラス張りというだけで
なかなか素敵な佇まいであった。hai441-21.jpg冬にはすでに解体されていたが
夏はまだ残っていた別の温室。
夏だったので恐ろしい暑さで、
ここの植物達はほぼ死に絶えていた。
hai441-22.jpghai441-23.jpg森の中にさり気なく残るレーンhai441-24.jpgそしてこちらも冬には解体されていた
熱帯植物の温室。hai441-25.jpg温室のガラスもかなり汚れてきていて、
メインの温室より植物の侵食もすごく、
熱帯植物の生命力を感じる。
ラ●ュタの温室のような雰囲気で
テンションが上がる。

ちなみにラピュ●の温室は
外から見たら要塞みたいなのに、
中からはガラス張りのように
空が透けて見えるという
ラピュ●の高い科学力を証明する
ワンシーンとなっている。
hai441-26.jpgあぁぁ…イイね…。
作業に使われていたであろう
脚立に植物が絡まっていっている。hai441-27.jpgここの施設は植物園だけじゃなく
ちょっとしたアトラクション的な
施設もあったようで、

これは洞窟の入り口に置かれた
アイスクリームの冷蔵庫(なぜここに…)hai441-28.jpg洞窟の中には探険隊の
基地のような部屋があり
顕微鏡や古い秤などがあったりと
なかなかよくできている。hai441-29.jpgこちらは巨大樹と吊橋
こんなん子供達は大好きだろうなぁ。
もったいない。。hai441-30.jpg近くで見ても良くできている。
登るの楽しそう…hai441-31.jpg巨大樹の中には螺旋階段があり、
てっぺんは展望台になっている。hai441-32.jpg海もすぐそばに見えて景色がイイ…。hai441-33.jpg上から見ると吊橋が蔦で
ものすごいことになっている。hai441-34.jpg蔦の生命力ヤバい…。
これはもう通れなさそうだ。hai441-35.jpgこちらには小さな汽車が…!hai441-36.jpgおもちゃの汽車みたい。
これでアトラクションゾーンを
一周できたようだ。hai441-37.jpgモノレールの文字が
流木でできていて可愛い。hai441-38.jpg所々草がレールを覆い隠している。hai441-39.jpghai441-40.jpgこちらは売店だろうか。hai441-41.jpg橋の反対側。
蔦がすごすぎて全く渡れる気がしない。。hai441-42.jpg恐竜の骨が草で埋まっている。hai441-43.jpgこちらの温室も、ほとんどの植物が
死に絶えてしまっていた。hai441-44.jpg海沿いに建つ美しい植物園。
ロケーションも素晴らしかっただけに
廃墟、そして更地になってしまったのは
ただただ残念である。
hai441-45.jpg
温室の中で生き延びていた植物達は
解体されるまでの短い間、
精一杯生きていたのだろう。

ゲーム機のあるボウリング場

The bowling alley with game console.hai432-01.jpg破壊の限りを尽くされたようなボーリング場。hai432-02.jpg椅子も、壁も、床も、荒らされまくっている。hai432-03.jpg廃墟の悪いイメージそのもの、という感じだ。
うむ、私はこういうのも嫌いじゃないぞ。hai432-04.jpgレーンも残っている。
奥の壁に穴が開いているので光も届く。hai432-05.jpgこちらの壁も、破壊されまくっている。hai432-06.jpgピンを立てるための機械はない。
廃墟になった時から無かったのだろうか。
hai432-07.jpg代わりに様々なものが配置されている。
様々な人が、様々な意図を持って置いたと思うと
たくさんの人の合作のような景色だなと思う。hai432-08.jpgボーリング場は真っ暗な場所も多いが、
ここは自然光が入るようになっている。hai432-09.jpg建物もなかなかかっこよい。hai432-10.jpg緑が入って来ていい感じだ。hai432-11.jpgなにやらゲーム台が置かれているが、
破壊されすぎててよくわからない。hai432-12.jpgロビーのような場所は窓も割られ、
蔦が浸入してきている。hai432-13.jpgこの日、珍しく人と出会った。
廃墟で人と会うことは滅多にないが、
時々会うことがある。
大抵は同業者だが、今回は少し違った。

一人は大きめのぬいぐるみを持った
メンヘラっぽい格好の若い女性、
もう一人は軍服(!)を着た男性、
そして一人は佐〇急便のような
ボーダーの服を着た優しげな大柄の男性。

特に一眼レフを持つわけではなく、
かといって物を物色するわけでもなく
スマホで時々写真を撮りながら
堂々を入口から入ってくる三人。

それぞれのキャラが濃すぎて
「アニメになりそうな三人…!!」
と勝手に興奮する私。

とりあえずコッソリ様子を伺っていたが、
悪い人たちでもなさそうだったので、
軽く声をかけた。

若い女性に「同業者の方ですよね!?」
と言われたが、同業者なのかよくわからず、
「多分…」と答えてしまったww
軍服の男性に「軍服カッコイイですね。」
と言ったら、彼は急に笑顔になり
「ありがとうございます。」
と言った。

特にお互いの素性について語ることもなく
サラッと分かれたが、勝手に私は
その三人を脳内でキャラ化して楽しんでいた。
何者だったのだろう…
hai432-14.jpgまぁそれはともかく、ボーリング場の外から
別の部屋に行くとhai432-15.jpgそこには破壊されたゲーム機が並んでいた。hai432-16.jpgそしてなぜか地下駐車場にあった
デロ〇アン風の破壊された車。hai432-17.jpg不良たちはこういう物をみんなで壊すことで
盛り上がったりしているのだろうか。
それこそ私の人生からは別世界だ。
そういう別世界の会場となったであろうこの場所も
時が変わればただの破壊されたボロい建物。hai432-18.jpg地下駐車場は無数の蔦で覆われつつある。

ここは不良のたまり場であり、
肝試しの会場であり、
たくさんの人が楽しんだであろう
ボーリング場であり、

そして不思議な3人組と私が写真を撮った場所。
別世界はいつでもすぐそばにあるものなんだなぁ。