2022/09/14
The old clinic with retro machines.
だいぶ前に解体されてしまった古い医院。
この細かい木枠の窓が
最高にそそられる物件だった。

はい、もう優勝ですねこれは。

手書きの「投薬口」最高であります。
入口は朽ち果てているのに、
投薬口は残っているっていう。

入口右の部屋。
やはり木枠の窓がたまらない。

蔦が枯葉になっている。

これはちょっと…
あざとすぎるってもう…!!好き。

空瓶がたくさん。

これは電話??スピーカー??
このタイプはあまり見かけた記憶がない。
古い医院でこういうものを発見するのが好きだ。

イタチだろうか…
机の下でミイラ化していた。

医院ではお馴染みの椅子!
比較的綺麗に残っている。

他にもいろいろなものが…

隣の、診察台の残る部屋。
裸電球がいい味を出している。

手術室でよく見かける
古い手洗い台には蔦が…。

黒い棚の横には
謎のブラックボックス…

そのスライドのフタの下には
何かの装置…うーむ、これはイイ。

物置のようになってる部屋。
何度も言うが木枠の窓がいい。

この金属の蛇腹みたいなの好き。

床が重さで沈み込んでいる部屋。
こちらにもたくさん気になるものが…

まずこの壁についてる
小さな装置が可愛い。

これはなんなんだろう…
頭にかぶる…とか??

うーん、さっぱりわからん…。

こちらの機械には
「RADIO THERMIE」という文字。
Google先生によると「無線熱線」とのこと。
うーん、わからん…

そして奥にあった紙芝居の箱のようなこれは…
うぉぉぉぉぉ!!!何コレかっこぃぃぃぃ!!

この…スチパンの世界にありそうな
アナログな装置…
たまらん!!
赤い文字がガラスのフラスコに彫られとる…
最高かぁ…!!しかも「オゾーン」って…

このアナログなメーターがまた…!!
操作したいぃぃぃぃ…

「特許M.N.式発生器 長本オゾン研究所」
と書かれている。広島県と書いてあるが、
ざっくりネットで調べた限り、
今はその研究所は存在しないようである。
うーむ…気になる…。

他にも気になるものが色々と…

これも何だろうな…

青いガラス瓶が綺麗。

手書きの「尋常薬」

この鍵穴も、ものすごくオシャレ…

朱肉の箱のラベルも…
何度も言っているがこの時代のセンス本当好き。

「明治~」と書かれた箱も…
「明治」「大正」という文字を見るだけで
テンションが上がる。

こちらの窓が素敵な小部屋に残る箱の
「上杉醫原器械店」のラベルがオシャレすぎる…
このお店ももう存在しないだろうな…

最初ココの医院の通称の由来が分かっておらず、
これが由来かな…うーん。。と勘違いしていたww
あとから本当の由来に気付いた時は
通称をつけた人のセンスに感動したものだ。

確かナショナルの機械の箱だったと思うが、
この説明のフォントが可愛すぎて…

立派な木の箱に入ったアイロンのラベル。
これもいいなぁ…

昔の電話などのカタログ。
こういう風に色々な残留物を見ていると
時間がいくらあっても足りない…

あと、こちらの医院の手書きの表札がまた最高。
検査室の「検」

処置室の「処」

手術室の「術」がイイ…!!

裏にはほぼ瓦礫化した建物が。

そして壁が黒い「レントゲン室」
ふおぉぉぉぉぉ!!!!なんだこれカッコよすぎるよ…!!

この昔の天体望遠鏡のような金属の機械。
こんなにカッコいいレントゲンが
かつて他にあっただろうか…!!

機器もいちいちカッコいい。

これも…!!

道民さんの本によると、元小学校だったらしい。
そう言われると、この窓が多い造りも納得がいく。
ここの医院には魅力的な物が多く残っていて、
解体されてしまった今、それらがどうなったのか
知る由もないのが辛い。
せめて写真で残せて本当に幸運だった。
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2022/08/27
The clicic with many corridor.
今は無き古い医院。
まだここの医院の場所が
あまり明かされていなかった頃、
県名と「上空から見ると"玉"の字の形」
という手がかりだけを頼りに
空いてる時間を見つけては
航空写真をひたすら探し続けて特定した思い出。

苦労して特定したかいあって
本当に素晴らしい物件であった。

田舎の住宅地にひっそりと
こんな場所が残っていることは本当に感動する。

古い医療道具もたくさん残っていた。

こちらは何の機械だろうか。
暗室ではないのでレントゲンではなさそう?

小さな電話口が可愛い。

薬品もたくさん残っていた。

定番の白い棚も残っている。

こちらも定番の、革張りの診察台。

白い棚には医療器具がずらり。


そして…手術室!!ここがまた素晴らしい!!
古い無影灯や、蔦にまみれた顕微鏡も最高!!
古い医療器具もそのまま配置されていて、
たっぷりと光の入る窓が多いのも珍しい。
しかも、窓は一応半分がすりガラスになっている。

こちらの手術台はこの医院が少し有名になってから
ベッドに赤い染みがつけられてしまった。
ここも何度か撮影したので
これを見た時は少し悲しかったが、
私もそんなこと言える立場じゃないので
そういう事に関しては何も言えない。

ここの手術室の床には薬がたくさん落ちていた。

この顕微鏡がな…!!
写真映えを狙ったのか!?と思うほどの素敵さ。

隣にはいつからかレントゲン写真が。

レントゲン写真の方は最初は無かったので、
本当に誰かが配置したようだった。

こちらの医療器具も可愛い。

木の棚に残る薬品。
鳩サブレの缶にも何かいれていたのだろうか。

手書きの「普通薬」シール。

こちらの医院、上空から見ると
"玉"の字ということで、
長い廊下が縦1本、横3本もあってかなり広い。

こちらが"玉"の中心である十字路。

最後に撮影した冬もほぼ変わらず、
この扇風機がいた。

"玉"の字の真ん中の横棒部分。かなり長い。

廊下の窓にはツタが侵入してきている。

医院らしい部分は"玉"の下横棒部分だけで、
上部分は入院棟のような感じだった。

古い木枠の窓と裸の豆電球が良い。

木造のため、かなりボロボロだ。

"玉"の上横棒の左は土間になっていて古い台所。
木の桶や、かまどが時代を感じさせる。

物置のようになっている部屋に残された
心霊の人たちが喜びそうな赤い着物の日本人形。
私は霊感が皆無なので特に怖くはなかった。

そして、最初に撮影した時、見逃してしまい、
二度目はこれを撮るためだったと言っても
過言ではない、素敵な壁がこちら!!
入院中の患者さんが書いたと思われる手書きの詩。
達筆すぎて私にはほとんど読めない。
もしこれを読める人がいたら、
内容を教えてほしいものだ。

唯一かろうじて読めた文。
横に書かれた「病軀呻吟横臥二年有半」
病気で床に伏し苦しんで2年半ということだろうか。
先ほどの壁いっぱいに書かれた詩とは
別の筆跡に見えるがどうなのだろう。
どちらにせよ、自分の病気の体を嘆くような
重々しい苦悩を感じさせる文字だ。
私もいつかは入院したりする時が
来るのかもしれないが
それまでは健康に感謝して生きていきたいものだ。

敷地内には廃屋のような建物もあり、
そちらもかなり時代を感じさせる雰囲気であった。

こちらの医院は更地になってしまい、もう無い。
多分もうご存命ではないであろう
患者さんの手書きの詩が、
文字だけ残されていたことに感動したものだが、
その壁ももう永遠に失われてしまったことだろう。
せめて写真に残せたことに自己満足しているが、
そんな写真もいつかは失われてしまうのだ。
永遠なんてものは何一つないのだと思う。
そう思うと、逆になんだか救われる気がする。
2022/02/26
The old clinic with checkered floor.
個人の古い医院て
建物が小洒落ていて好きな物件が多い。
ここの物件も診察室の床が市松模様になっていて
なんとも素敵な物件だった。

受付の下のタイルが可愛らしい。

枠だけミントグリーンの木のドアも
とてもオシャレでイイ。
古い病院でよく見るカラーだけどこの色本当好き。

こちらも古い医院でよく見る
眼鏡型洗面スタンド。素敵ねぇ…

掃除道具が掛けられたドア。
そういえば箒って今の家にはないよなぁ。

タイルの洗面台。これも古い医院ではおなじみ。

蔦で覆われた窓もいいよね。

たくさんの本と共に残る医院グッズ。

こういうのが残ってると嬉しいね。

そしてこれ…!!
これが残ってたのが一番テンション上がった!!
小児衛生糞便標本。
よくできてるなぁ。リアル。

受付の向こう側。割とそのまま残っている。

箱がところせましと入れられた棚。
上の段だけ木の棚になっているのがイイ。

こちらも古い医院でよく見られるかわいこちゃん。

階段もおもむきがあってよい。

そしてなんといってもこの診察室!!
床がオシャレすぎるな~


こちらもお決まりの白い棚。
そして白い洗面スタンド。
小さな黒板も可愛らしい。

蔦の生えた窓とこの床が
まるでクリスマスのような雰囲気。
革張りの診察台や木の机がまた最高。

旅行好きのお医者さんだったのか、
色んな国の写真や民芸品ぽいものが
飾られているのが印象的だった。
こちらの医院も最近解体されたそう。
解体前に写真を残すことができて幸いであった。
2021/03/25
Abandoned clinic with a room under fluoroscopy.
解体のはじまっていた医院

立派な投薬口が残っている。



かろうじて無影灯が残っていた!
廃医院はコレがあるだけで
テンションが上がる。

年季の入った木造の床と
何かに使われるのだろうか。
それとも捨てられるのだろうか。
いつかもし家を持つ機会があるとしたら
こういう窓やドアを再利用したいなぁ。

レントゲン室だろうか

「透視中」ってSFみたいでいいよね。

ここも今はもう解体され終わっているだろう。
無くなる前にせめて写真だけでも
残せたことに感謝。
2020/03/12
Abandoned ward with numbered door.
入院病棟のみが残る病院跡。
ドアに部屋番号がわかりやすく
はっきりと表記されているのが特徴的だ。

ドアも窓も木造で、色も美しい。

渋い火の用心の看板。

部屋は倉庫として使われていたのか、
資料などが山積みになっているが、
病棟しか残っていないためか、
病院らしい器具などはあまり残っていない。

食堂?のような部屋。
ここにも資料の箱のようなものが置かれている。

廊下は長く、部屋数も多い。
わりと大きい病院だったのだろうか。

滑車の付いた担架が廊下に残っていた。

この番号の付いたドアが本当にイイ。
右開きと左開きが混在している。

部屋は段ボールだらけ。

最近「地方病 (日本住血吸虫症)」の
ウィキペディアを読んだ。
まだ器具も情報も今のように多くはなく、
周りの家族などからも理解を得にくい環境での
昔の医者と患者達の闘いの歴史に感動した。
確かなことはわからないけれど、
古い医院ではそういう何かしらの
人の病気との闘ってきた想いみたいなものが
何となく感じられるので好きなのです。
私達もその歴史の沿線上にいるんだと思う。
人の歴史もトライアンドエラーで作られてきた。
私達はその結果に感謝しつつ、
自分たちの存在も無意識に未来の人のために
なっていくんだと思うのです。
必要ない人間なんかいない。