かつての明るい商店街

The shopping street that used to be bright.hai408-01.jpg「明るい商店街」と掲げられた
古い商店街が解体されると聞いて
様子を見に来ると、既に解体が始まっていた。hai408-02.jpg外から見ると継ぎ接ぎの壁がいい味。hai408-03.jpg看板の絵は薄れている。hai408-04.jpg一部崩壊していて危険な状態。hai408-05.jpgお肉屋さんの看板も色褪せて
お店の名前が読めない。hai408-06.jpg天井もところどころ抜け、
青空が見えていた。hai408-07.jpg屋根が抜けたことで、太陽の光が降り注ぎ、
ある意味「明るい商店街」に。hai408-08.jpg解体のためか、物が外に出され
ゴミ屋敷のような状態だった。hai408-09.jpg「明るい商店街」の文字が物哀しい。hai408-10.jpg近くには営業中の店もある、薄暗い路地が…hai408-11.jpgコチラも電気はついているが
建物はだいぶ傷んで来ている。
この辺り一体が様変わりする日も
そう遠くはなさそうだ。
スポンサーサイト



落水荘のような日本家屋

The Japanese-style house like Fallingwater.hai533-01.jpg勝手に「日本の落水荘」だと思っている
素敵な佇まいの建物に出会った。
hai533-02.jpg近くで見ても丸い窓や木造の装飾がイイ。hai533-03.jpghai533-04.jpghai533-05.jpg中はシンプルな畳部屋のみ。
3面が広い襖の窓になっており、
実際は狭いが解放感があるので広々していて
日本らしい、わびさびを感じる部屋。hai533-06.jpghai533-07.jpg窓からは滝が真下に見え、なんとも風情がある。hai533-08.jpghai533-09.jpghai533-10.jpgここの雰囲気…何かで感じたような…
「あ、某麦焼酎のCM!」
と気付いた。この電話の感じとかね…hai533-11.jpgいつからか鳴らなくなった電話
いつからか使われなくなった灰皿
それでも川の水は絶えず流れ続ける

変わらないものが、ここにはあります。
風が運ぶ麦のかほり。私は麦100%。

…みたいな!?
(Twitterで知恵をお借りして完成)
hai533-12.jpg隣には二階の窓が素敵な建物が。
hai533-13.jpg奥にも小さな離れのような建物がある。hai533-14.jpg隣には丸窓に装飾がついた建物。hai533-15.jpgどうやら小さな浴場のようだ。
棚の縁も凝っている。hai533-16.jpgよく見るとガラス窓もすりガラス模様でイイ。
景色は微妙な位置だがそれでも美しい。

そして…hai533-17.jpgお風呂かっっけぇぇえ!!
大きな石を積み上げて作られた
迫力の浴槽!!
お湯部分は狭いので一家族が精いっぱいだが
貸し切り風呂だったのだろう。
これは普通に入ってみたかった。hai533-18.jpgさて、1階部分はどうだろうか。hai533-19.jpgこちらは6畳ほどしかない小さなお部屋。hai533-20.jpg床の間に大きな岩と掛け軸。
ワビサビのことをよくわかっていないが
これはワビサビだな~と思ってしまう。hai533-21.jpgこの佇まい、紅葉と滝に合う建物の
理想を形にしたようだ!hai533-22.jpg美しいなぁ。hai533-23.jpghai533-24.jpg近くに残る川床のような場所から
この建物と滝を眺めることができる。hai533-25.jpg石垣の上に乗っている。hai533-26.jpgすぐ近くには石橋の跡。hai533-27.jpg夏バージョン。hai533-28.jpg夏は夏で滝と川が涼しげで
「納涼」という言葉がぴったりな
美しい景色に。hai533-29.jpg紅白の提灯が合うねぇ。hai533-30.jpg日本の自然風景にはやはり
日本家屋がしっくりくる。
移ろいゆく四季の美しさを楽しむ
日本人の心を思い出させてくれる
風情のある物件であった。

燃えたドライブイン

The Drive-in burnt down.hai497-01.jpg火事にあったドライブイン。hai497-02.jpg当時の面影はほとんどない。
奥の壁に残るタイルが可愛らしい。hai497-03.jpg厨房部分と思われる場所には、
燃え残ったものが結構残っていた。hai497-04.jpgトースターとセロハンテープの台。hai497-05.jpgシンクは錆で覆われている。hai497-06.jpg壁はほとんど焼け落ち、枠のみになっている。
シャッターの扉とレンガは火事に強いようだ。hai497-07.jpgやはり金属でできたものは強い。hai497-08.jpg何かしらの機械だろうか…
メータがついているがよくわからない。hai497-09.jpg炭になった柱が、炎の恐ろしさを物語っている。hai497-10.jpg山奥の山道にポツンとあるドライブイン。
ここが燃えているところを想像する。
きっとすごい迫力だっただろうな…。

赤い橋のかかる料亭

The restaurant with a red bridge.hai513-01.jpgこんなところに!?というほどの山に
立派な日本料理店があった。hai513-02.jpg植物に飲み込まれつつある。hai513-03.jpg水の溜まった部屋。
窓からの緑が水たまりに映っている。hai513-04.jpg中も和風の建築になっている。hai513-05.jpghai513-06.jpg正面の渡り廊下部分。hai513-07.jpg2階にまで草が生えてきている。hai513-08.jpghai513-09.jpg反対側には吹き抜けになった部屋が。hai513-10.jpg和風の丸窓が可愛らしい。hai513-11.jpghai513-12.jpg畳の縁からは緑が生えてきていた。hai513-13.jpghai513-14.jpg入口付近には小さな池もあった。hai513-15.jpg中は何も残っていないが、
外観はなかなか趣があって立派である。hai513-16.jpghai513-17.jpg誰だよこんなところに缶を置いた人は…
色が似ていて途中まで気が付かなかった。hai513-18.jpgかなり昔から廃墟だったこの建物も
わりと最近解体されたらしいと聞いた。

こんな誰も来なさそうな山奥の建物でも
無くなってしまう時が来るのだな。

焼け焦げた結婚式場

The burnt wedding hall.hai130-01.jpg火事で黒焦げの結婚式場。
どうしてもコープスブライドとか
ホラーを想像してしまう。hai130-02.jpgこういうのを美しいと言うのは
かなり不謹慎かもしれないが…
廃墟という場所において、
感性が理性を上回ってしまうのは
よくあることだ。hai130-03.jpg焼け焦げた手すり
昔はこの階段の下あたりに
グランドピアノがあったらしい。hai130-04.jpg天井から垂れ下がった照明は
もはや元の形がよくわからない。hai130-05.jpg火事の熱で溶けた何かが
氷柱のように垂れ下がった
街灯風の照明も魅力的。hai130-06.jpgこちらは火事を免れたゾーン
披露宴会場だろうか。hai130-07.jpg少し安っぽいヨーロッパテイスト。hai130-08.jpgそして和式の結婚もできるように
和風な会場もある。hai130-09.jpg謎のファンキーなオッサンの落書き。hai130-10.jpg控室のような部屋には、
黒くなったドレスのような布が…!
肝試しならさぞ盛り上がっただろう。hai130-11.jpg壁は焼け焦げて、
パリパリになってしまっている。hai130-12.jpgそして床にはなぜか…hai130-13.jpgこれはあの有名な猫では…!?
なぜココに…。。hai130-14.jpgテレビの後ろ部分の見慣れない
有機的なウェーブが
火事の熱の恐ろしさを物語る。hai130-15.jpg可愛らしいステンドグラス!!hai130-16.jpg二人の新しい未来にふさわしい
明るい希望に満ち溢れたモチーフ。
割れてしまっているのが物悲しい。
hai130-17.jpg火は上に流れるので、天井は真っ黒だが
カーブした中二階や、豪華な階段が
当時の華やかな演出を想像させるhai130-18.jpg今は業者の物置のように使われており、
この空間の面影も
なくなってしまったようだ。

遊園地もそうだが、結婚式場もまた
明るく幸せな場所であるべきなのが
このようになってしまう
落差が激しいだけに、
物悲しさが一層際立つなぁ…