燃えたドライブイン

The Drive-in burnt down.hai497-01.jpg火事にあったドライブイン。hai497-02.jpg当時の面影はほとんどない。
奥の壁に残るタイルが可愛らしい。hai497-03.jpg厨房部分と思われる場所には、
燃え残ったものが結構残っていた。hai497-04.jpgトースターとセロハンテープの台。hai497-05.jpgシンクは錆で覆われている。hai497-06.jpg壁はほとんど焼け落ち、枠のみになっている。
シャッターの扉とレンガは火事に強いようだ。hai497-07.jpgやはり金属でできたものは強い。hai497-08.jpg何かしらの機械だろうか…
メータがついているがよくわからない。hai497-09.jpg炭になった柱が、炎の恐ろしさを物語っている。hai497-10.jpg山奥の山道にポツンとあるドライブイン。
ここが燃えているところを想像する。
きっとすごい迫力だっただろうな…。

赤い橋のかかる料亭

The restaurant with a red bridge.hai513-01.jpgこんなところに!?というほどの山に
立派な日本料理店があった。hai513-02.jpg植物に飲み込まれつつある。hai513-03.jpg水の溜まった部屋。
窓からの緑が水たまりに映っている。hai513-04.jpg中も和風の建築になっている。hai513-05.jpghai513-06.jpg正面の渡り廊下部分。hai513-07.jpg2階にまで草が生えてきている。hai513-08.jpghai513-09.jpg反対側には吹き抜けになった部屋が。hai513-10.jpg和風の丸窓が可愛らしい。hai513-11.jpghai513-12.jpg畳の縁からは緑が生えてきていた。hai513-13.jpghai513-14.jpg入口付近には小さな池もあった。hai513-15.jpg中は何も残っていないが、
外観はなかなか趣があって立派である。hai513-16.jpghai513-17.jpg誰だよこんなところに缶を置いた人は…
色が似ていて途中まで気が付かなかった。hai513-18.jpgかなり昔から廃墟だったこの建物も
わりと最近解体されたらしいと聞いた。

こんな誰も来なさそうな山奥の建物でも
無くなってしまう時が来るのだな。

焼け焦げた結婚式場

The burnt wedding hall.hai130-01.jpg火事で黒焦げの結婚式場。
どうしてもコープスブライドとか
ホラーを想像してしまう。hai130-02.jpgこういうのを美しいと言うのは
かなり不謹慎かもしれないが…
廃墟という場所において、
感性が理性を上回ってしまうのは
よくあることだ。hai130-03.jpg焼け焦げた手すり
昔はこの階段の下あたりに
グランドピアノがあったらしい。hai130-04.jpg天井から垂れ下がった照明は
もはや元の形がよくわからない。hai130-05.jpg火事の熱で溶けた何かが
氷柱のように垂れ下がった
街灯風の照明も魅力的。hai130-06.jpgこちらは火事を免れたゾーン
披露宴会場だろうか。hai130-07.jpg少し安っぽいヨーロッパテイスト。hai130-08.jpgそして和式の結婚もできるように
和風な会場もある。hai130-09.jpg謎のファンキーなオッサンの落書き。hai130-10.jpg控室のような部屋には、
黒くなったドレスのような布が…!
肝試しならさぞ盛り上がっただろう。hai130-11.jpg壁は焼け焦げて、
パリパリになってしまっている。hai130-12.jpgそして床にはなぜか…hai130-13.jpgこれはあの有名な猫では…!?
なぜココに…。。hai130-14.jpgテレビの後ろ部分の見慣れない
有機的なウェーブが
火事の熱の恐ろしさを物語る。hai130-15.jpg可愛らしいステンドグラス!!hai130-16.jpg二人の新しい未来にふさわしい
明るい希望に満ち溢れたモチーフ。
割れてしまっているのが物悲しい。
hai130-17.jpg火は上に流れるので、天井は真っ黒だが
カーブした中二階や、豪華な階段が
当時の華やかな演出を想像させるhai130-18.jpg今は業者の物置のように使われており、
この空間の面影も
なくなってしまったようだ。

遊園地もそうだが、結婚式場もまた
明るく幸せな場所であるべきなのが
このようになってしまう
落差が激しいだけに、
物悲しさが一層際立つなぁ…

屋根が崩壊したお寺

The temple where the roof collapsed.hai099-01.jpg見た瞬間「爆撃にでもあったんか!?」
と思ったお寺。hai099-02.jpgこういう崩壊の仕方、意外と見ない。hai099-03.jpg正面が崩れきっていて、
断面図のようになっている。hai099-04.jpg屋根にはしゃちほこのようなのがいる。hai099-05.jpgドアも倒れボロボロだ。hai099-06.jpg前面はもはや瓦礫のようになっている。hai099-07.jpg中の方は金の竜の彫刻や、
赤の欄間など、少し鮮やかな様子。hai099-08.jpg雨の日だったので中はとても暗い。hai099-09.jpg仏壇のガワだけが残されていた。hai099-10.jpgなぜか綺麗に張られたままの障子。
良く残っていたものだ。
hai099-11.jpgこちらは隣の廃屋のような建物。
かなり朽ちて瓦礫化している。hai099-12.jpgこちらも廃屋の方だが、窓が絶妙に残って浮いている。hai099-13.jpg廊下には竹が生えていた!生命力がすごい。hai099-14.jpgこちらは廃鐘。今でも音を奏でられそう。hai099-15.jpgここは3回撮影したが、3回ともなぜか雨だった。

今は廃屋を残して解体されたようだが、
こんな朽ち方の廃墟は結構珍しく、
独特の迫力がありかなり好きだった。

解体前に撮影できて幸いだった。

霧の中の発電所

The power plant in the fog.hai528-01.jpg霧の廃墟というのは
どうしてこんなに魅力的なのだろうhai528-02.jpgここは桃源郷か…
とリアルに思った光景。
白いお花畑があの世のよう…hai528-03.jpgかなり経年劣化が激しく、
この鉄の扉はもはやアート…!
こういうの好き過ぎる。。
hai528-04.jpg壁のテクスチャは彫刻のよう…!!
hai528-05.jpgこちらの鉄の扉も素晴らしい。
オレンジと水色の色合いも最高だ。hai528-06.jpgこちらの穴は苔にまみれている。
苔で覆われた人工物は正義だね〜hai528-07.jpg階段も…!!
どこ撮っても絵になるんだが…!hai528-08.jpgこちらは1階の真っ暗な部屋の天井。
コンクリから溶け出した何かが
氷柱のように垂れ下がって幻想的。hai528-09.jpg簡易ベッドのある小部屋。hai528-10.jpgこの壁のひび割れ具合よ…!hai528-12.jpg良くない??
何が良いのかと言われても
よくわからないんだけど
なんかイイのです…!
hai528-13.jpg小部屋がいくつかある。hai528-11.jpg小部屋の一つ。
木造の何かが朽ちているが
天井か、棚か何かだろうか。hai528-14.jpgほとんど何も無い部屋に
木造の机の残骸だけが残っている。hai528-15.jpg上からの図。hai528-16.jpg朽ちた木造の机と
キラキラした破片、苔が入り混じって
ただのコンクリの空間を魅力的にしている。hai528-17.jpg屋上に続く外階段が…hai528-18.jpgスリリングな外階段の上には
植物の生えた屋上。
霧でいい雰囲気。
hai528-19.jpg特に何か残っているわけでもないが、
古い施設がただ朽ちているのを
見てるだけで幸せな気持ちになる。
hai528-20.jpgもし死後の世界があるとしたら
私はこんな感じのところに行きたいなぁ
なんて思った霧の廃墟であった。