三角螺旋階段のホテル

The hotel with a triangular spiral staircase.hai020-01.jpg洋風の外観が目を引くホテル。hai020-02.jpgステンドグラスやアイアンな装飾など、
こういうの流行った時代があったな~という感じ。hai020-03.jpg窓の外には美しい森。hai020-04.jpg大きな窓と花柄のカーテン。
そこに配置されたような絵になる椅子。hai020-05.jpgこの頃は三脚を使ってなかったので、
暗い場所の写真はザラザラだが、
この部屋は海外風のゴーストが出て来そうな
「いかにも」な洋館のお化け屋敷的な雰囲気で、
日本ではなかなか味わえない類の空気が
めちゃくちゃよかった。
写真でちゃんと残せていないことが悔やまれる。hai020-06.jpg厨房にあったステンドグラスが可愛い。hai020-07.jpgこちらのステンドグラスもオシャレ!
白い鳩かと思ったが、頭に赤い丸い模様があるので
もしかして鶴?ちょっとよくわからない。hai020-08.jpg階段の途中に見事な苔絨毯の一角が…!hai020-09.jpgここだけ陽当たりがいいからか、一面緑になっている。
なんて美しい景色…hai020-10.jpgここの建築は上から見ると面白い形で、
中心に三角の吹き抜けの螺旋階段がある。
バブル期らしい凝った造りだ。hai020-11.jpg一階と二階の階段付近はすごい荒れよう。hai020-12.jpgいかにも空気がヤバそうな荒れ果て具合だ。hai020-13.jpg一面真っ白に荒れていて、こんなに汚いのに
「なんか綺麗だな…」と不覚にも思ってしまった。hai020-14.jpg壁に書かれた厨二感のある落書きww
「一生不滅」の間違いでは…?(笑)hai020-15.jpg客室はまだ綺麗な部屋も残っていた。hai020-16.jpgバルコニーには食事を運ぶオシャレなカートが。
こんなところで朝ご飯を食べる朝は
さぞ気持ちがよかっただろう。hai020-17.jpgバルコニーが崩壊して、上にあった椅子が落ちている。hai020-18.jpg現役のころは楽園のような
美しいホテルだったんじゃないかと想像できる。

休みの日には、こういうオシャレな別荘地で
ゴルフして、優雅に過ごす…みたいな生活が
流行っていた時代もあったんだろうな。
しかし、そういうイイ時代も終わり、
今ではこのようになってしまっている。

まさに盛者必衰を表したかのような物件であった。

鹿の剥製があるホテル

The hotel with stuffed deer.hai488-01.jpgなぜか窓辺に鹿の剥製があるホテル。hai488-02.jpg床が朽ちてベコベコになっている。hai488-03.jpg簡素な造りのホテルで、見所は少ない。hai488-04.jpgアクロバティックな蔦が侵入する非常口。hai488-05.jpg大広間の床もべっこべこだ。hai488-06.jpgフロントのある階もこんな有様。hai488-07.jpgなぜかギターのケースが。
一瞬苔かと思ったがただの緩衝のモケモケ。hai488-08.jpg1人残された鹿さん。hai488-09.jpg鹿さんを上からみた図。hai488-10.jpgソファーはなかなかオシャレだが、
建築は簡素で床や天井の朽ち方がひどい。
地域性もあるけれど、廃墟になってからの朽ち方で、
その建物の建築としての強度がわかるよなぁ。

カラーランプホテル

The hotel with colorful lamp.hai038-01.jpg最近解体されてしまった有名なホテル。hai038-02.jpg一般人も気軽に来たり、
ポトレの撮影会が行われたりするほど
関西の廃墟好きは誰もが知っている物件だった。

特にこのランダムに垂れ下がる
黄色とオレンジのカラーランプが有名で
マニアの間でグッズなどにもなっていたほどだ。

実際私もこのランプをモチーフにした
ピアスを買って、お気に入りである。
hai038-03.jpg鏡台の下のタイルや、シャンデリアが
いかにも昭和でとてもいい…!hai038-04.jpgこのゴージャスな青い椅子もオシャレだ。hai038-05.jpg階段横にあった木のロッカー
べろんべろんになっている。hai038-06.jpg天井が全体的に落ちて崩壊していた階。
こういう景色もなかなかいいよね…hai038-07.jpg上の階は景色が綺麗で、
誰か眺めていたのか、新しげな椅子が…hai038-08.jpg海風によってカーテンは朽ち、畳もボロボロだ。hai038-09.jpghai038-10.jpghai038-11.jpgこの葉っぱは大根では…!?違うかな??
hai038-12.jpg上の階の方まで蔦が這ってきている。hai038-13.jpg小さめのお風呂はタイルが可愛らしい。hai038-14.jpghai038-15.jpgとにかく景色がとても良い。
海から登る朝日なども見れたのではないだろうか。hai038-16.jpgボイラー機械も海風で錆びている。hai038-17.jpg△のマークがなんかカッコいい。hai038-18.jpg昭和の電話が残っていた。hai038-19.jpgかく言う私も、実はここでは友達と
ポトレ撮影をした。
この頃はちょうど、誰かが撮影で使った後
置いていったクマのぬいぐるみが残っていて
いい小道具になってくれた。hai038-20.jpgここを撮ったのはまだ初期の頃だったので
三脚も使っていないし写真も少ない。
もっとくまなく撮っておけばよかった。

まさかここが無くなってしまうとは思わず、
近いのでいつでもまた撮れると思っていたら…

本当にいつまでもあると思っちゃダメね。。

宮殿のようなホテル

The hotel like a royal palace.hai207-01.jpgバブルの時代というのは今ではあり得ないような
すごいものを生み出すパワーがあったと思う。

そんなすごいものの一つである
ゴージャスなホテルを紹介したい。hai207-02.jpgヴェルサイユ宮殿を彷彿させるような広間。
これを見た時は本当に感動した!
ここが温泉地のホテルとは想像できない。hai207-03.jpgよく見ると造りが少しチープではあるが、
それでもこんなゴージャスなデザインの部屋は
なかなかない。泊まってみたかったなぁ。
hai207-04.jpg暗い部屋には「ヴィーナスの誕生」の一部が。
装飾がとても細かく造りこまれている。hai207-05.jpgこちらの部屋は赤カーテンとシャンデリアが豪華。hai207-06.jpgロビーは広々としていて意外とシンプル。
床や柱は大理石のような雰囲気。hai207-07.jpgホテル内にはいくつか飲食店もあった。
こちらは和食屋さんのようだ。
和風の内装がとても凝っている。hai207-08.jpgこちらは広間と同じ、ゴージャステイストのバー。hai207-09.jpg客室は9階建てが2棟ほどあり、かなり巨大。
最上階まで上がるのは一苦労だ。
上から見ると三角の螺旋階段がカッコいい。hai207-10.jpg赤い絨毯が豪華な雰囲気。hai207-11.jpg客室もいくつか種類があり、
こちらは和室のスイートルームのような部屋。hai207-12.jpg部屋の中に石畳があったりと豪華な造り。hai207-13.jpgいたるところに名画のような絵が飾られている。
なんとも言えないこのセンス、私は大好きだ。hai207-14.jpg更衣室ですらこの豪華さ!hai207-15.jpg
名画とシャンデリアの部屋に
お馴染みの着替え用の籐の籠が並ぶ違和感。
天井は荒らされており、廃墟らしい風景に。

そして、ついに大浴場に…hai207-16.jpg…なんじゃこりゃ~!!
え!?コレお風呂なの…!!??hai207-17.jpgすごい!!
なんか黄金の神々の像がある…!!
コレが大浴場って…すご…!!

もうすごすぎて語彙力が完全に消滅。
真ん中に座っている男性の像は
ギリシャの太陽の神ヘリオスのようだ。
馬の躍動感が素晴らしい。。hai207-18.jpgギリシャ神話をモチーフにした大浴場のよう。hai207-19.jpgいや~これは現役の時入ってみたかった…
テルマ●・ロマエの世界じゃないかぁぁぁ!!!hai207-20.jpgこの洗面台の豪華さよ…!!hai207-21.jpgそしてもう一つの大浴場に…。
こちらのお風呂はわかりずらい場所にあり、
たどり着くのに苦労した。
広すぎて迷うほどのホテルだ。hai207-22.jpg町を一望できる贅沢なガラス張りの窓に、
ステンドグラスと女神の像。こちらも豪華だ。hai207-23.jpg更衣室は少し簡素。
籐の椅子は先ほどのお風呂と同じだ。hai207-24.jpg大浴場のロフトのようになっている部分が
更衣室でステンドグラス風の壁が裏から見える。hai207-25.jpg洗面台もなかなか豪華。
天井や照明も造りこまれている。hai207-26.jpgさて、今度は半地下のようなスペースへ。
ココには鏡張りがバブリーな広いラウンジが…!
ミラーボールの派手なカラオケコーナーも完備。hai207-27.jpgこれぞバブル!という感じの派手な座席。
灰皿の多さが時代を感じさせる。hai207-28.jpg床も壁も椅子も豪華で見事。
ギラギラしてるな~hai207-29.jpg最後に、棟と棟の間にあるプールも紹介。
洞窟をイメージした通路を抜けると
スライダーでプールに飛び込める。hai207-30.jpgこんな施設が割と街中の温泉街の
ホテルの3階あたりにあるのがすごい。

ちなみにこちらの温泉、改装後の姿らしく、
改装前も浮世絵をテーマにした温泉があったりと
かなり凝っていたよう。
(そして裏社会とのつながりもあったとか…)

この時代の温泉ホテルは
一つ一つがテーマパークのようで
本当に面白い施設が多い。

こうしたバブル時代の建物は
老朽化や維持の大変さから多くが廃業、
または簡素に改装されてしまっている。

こちらの温泉ホテルも近年解体されてしまった。

日本でこういう建築が造られるような
華やかな時代は二度と来なさそうなので
こういう建物はかなり貴重だと思うが、
人知れず失われていくことは残念でならない。

せめて記録することができてよかった。

鮮やかな壁のラブホ

The love hotel with vivid color wall.hai017-01.jpg心霊スポットとして昔から有名なラブホテルhai017-02.jpg豪華なデザインのベッドや鮮やかな壁が特徴的だ。hai017-03.jpg一つ一つの部屋のデザインが凝っていて、
昼間明るい時は怖さも感じず、見入ってしまった。hai017-04.jpgクジャクの羽のような壁紙とオシャレなランプhai017-05.jpgこちらの天井のライトも可愛らしい。hai017-06.jpg今となっては少し珍しい、円形のベッドhai017-07.jpgこのホテルの壁紙の柄のセンスがすごく好きだ。
組み合わせ方が秀逸で、とても素敵。hai017-08.jpghai017-09.jpgリンゴ柄の壁紙が可愛すぎる!hai017-10.jpg色の組み合わせが大胆ですごい。hai017-11.jpghai017-12.jpg各部屋のお風呂の壁の色も凝っている。
市松模様の床も可愛い。hai017-13.jpgこちらは可愛らしいステンドグラス風。hai017-14.jpg落書きよりこの素敵な鏡に目がいってしまう。hai017-15.jpg内容はともかく、こちらの蝶々の落書きは
可愛らしくて結構好きだ。hai017-16.jpg狂気じみた落書きが有名になりすぎて
すっかり心霊でおなじみだが、
霊感が皆無な私にとってはそれより
このホテルの素敵なデザインに注目してしまう。

年月が経ったせいもあるかもしれないが、
鮮やかな色使いなのに
ラブホテル独特の安っぽさがなく、
派手なのに上品で、ここをデザインした人の
センスの良さに関心してしまうのだった。